清川遠寿病院の
アルコール依存症治療

お酒を「断つ」から「減らす」治療へ (減酒治療)

当院はアルコール依存症の減酒による治療プログラムを推奨しております。

  1. アルコール依存症(アルコール使用障害)とは
  2. 減酒治療
  3. 新久里浜式スクリーニングテスト
  4. チェック結果はいかがでしたか?
  5. 治療薬
  6. 治療プログラム
  7. アクセス
  8. ご相談・お問合せ

アルコール依存症(アルコール使用障害)とは

アルコール依存症は特別な病気ではありません。

アルコールの怖いところは「依存性」をもち、自らの意思で飲酒のコントロールがきかなくなることです。

誰でも年齢・性別・社会的立場に関係なくかかる恐れがある病気です。

世界の成人人口の約20%(20人に1人)がアルコール使用障害をかかえていると言われています。

自分がアルコール依存症と認識していません

怖いのは日本人の患者(患者予備群)含めて、約9割の方が治療を受けていない事です。

「自分は違う」「他人事」と思っているうちに病気が進行しているかもしれません。

自分と大切な人を守るためにできること

アルコール依存症は専門医による治療が必要です。

それでも治療に抵抗のある方、自覚がないために治療を拒む方も多くいらっしゃいます。

本人自ら治療を受けるという方は少なく、ご家族や周りの方の説得やサポートが重要になってきます。

減酒治療

お酒を断つのではなく、減らす治療から初めましょう

これまでのアルコール依存症の治療はお酒をやめる「断酒」による治療が一般的でした。

その為治療に踏み出せない方も多くいました。


近年欧米で主流となりつつある「減酒」による治療法が注目され、日本おいても少しずつ 浸透してきました。患者に対して、全くアルコールを取らせなくするのではなく、アルコール(お酒)を減らしながら断酒を目指す治療法です。


この度、日本においてもアルコール障害の新しい治療ガイドラインが提唱され、これまでの断酒による「治療ギャップ」を埋める効果があると期待されています。


当院ではこの「減酒」による治療プログラムを推奨しております。
まずは「自分の依存度」について、把握してみてみましょう。


アルコール依存度については「新久里浜式スクリーニングテスト」が一般的となっており、簡単にセルフチェックができます。

新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト

男性版 ▶︎女性版はこちらから︎

1.食事は1日3回ほぼ規則的にとっている


 はい 0点:いいえ 1点

2.糖尿病・肝臓病または心臓病と診断され治療を受けたことがある


 はい 1点:いいえ 0点

3.酒を飲まないと寝付けないことが多い


 はい 1点:いいえ 0点

4.二日酔いで仕事休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことがある


 はい 1点:いいえ 0点

5.酒をやめる必要性を感じたことがある


 はい 1点:いいえ 0点

6.酒を飲まなければいい人だとよく言われる


 はい 1点:いいえ 0点

7.家族に隠すようにして酒を飲むことがある


 はい 1点:いいえ 0点

8.酒が切れたときに、汗が出たり、手が震えたり、いらいらや不眠など苦しいことがある


 はい 1点:いいえ 0点

9.朝酒や昼酒の経験が何度かある


 はい 1点:いいえ 0点

10.飲まない方がよい生活が送れそうだと思う


 はい 1点:いいえ 0点

「はい」の数が 4点以上の場合、 アルコール依存症の疑い群です。
専門医療の受診をお勧めします。

女性版 ▶︎男性版はこちらから︎

1.食事は1日3回ほぼ規則的にとっている


 はい 0点:いいえ 1点

2.糖尿病・肝臓病または心臓病と診断され治療を受けたことがある


 はい 1点:いいえ 0点

3.酒を飲まないと寝付けないことが多い


 はい 1点:いいえ 0点

4.二日酔いで仕事休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことがある


 はい 1点:いいえ 0点

5.酒をやめる必要性を感じたことがある


 はい 1点:いいえ 0点

6.酒を飲まなければいい人だとよく言われる


 はい 1点:いいえ 0点

7.家族に隠すようにして酒を飲むことがある


 はい 1点:いいえ 0点

8.酒が切れたときに、汗が出たり、手が震えたり、いらいらや不眠など苦しいことがある


 はい 1点:いいえ 0点

9.朝酒や昼酒の経験が何度かある


 はい 1点:いいえ 0点

10.飲まない方がよい生活が送れそうだと思う


 はい 1点:いいえ 0点

「はい」の数が 3点以上の場合、 アルコール依存症の疑い群です。
専門医療の受診をお勧めします。

チェック結果はいかがでしたか?

男性が4点以上女性が3点以上アルコール依存症の疑い群とされています。


単にアルコール依存症と言っても、急性アルコール中毒や高血圧、糖尿病、 心筋梗塞、脳卒中、認知症にガンなど合併症・重症化・死亡リスクがあります。


アルコール依存症は病気と考え、適切な治療を受けることをおすすめします。 少しでも不安に思われたら、お気軽にご相談下さい。


清川遠寿病院では、減酒及び投薬治療の他、様々な入院治療プログラムを用意しています。

治療薬

薬による治療(セリンクロ錠)

当院では大塚製薬が開発した、飲酒量低減薬「セリンクロR錠 10㎎」による治療を行っております。


「セリンクロ錠」はアルコール依存症の患者さんのお酒を飲みたい気持ちを抑え、飲酒の量を減らすためのお薬です。

※セリンクロ錠の処方につきましては、服用が適切と専門医が判断した場合に限ります。


主成分 ナルメフェン塩酸塩水和物(Nalmefene hydrochloride hydrate)

剤形 白微黄白色の錠剤、直径7.2mm、厚さ4.0mm


錠剤写真

(錠剤 表)

(錠剤 裏)

治療プログラム

入院治療について

入 院

  • 原則は任意入院(自主的同意)
  • 入院期間(2~6週間)
  • 期間はご相談出来ます
  • 東病棟個室で対応(差額ベッド代あり)

リハビリテーション

リハビリ

  • 精神科リハビリテーション
  • (作業療法)への参加

  • 院庭や近隣での森林浴や森林散策します

ミーティング

ミーティングへの参加

  • AA(無名性)ミーティング
  • 外出(外泊)を含む
  • 院外自助グループへの参加

  • GAミーティング・AAミーティング等

サポート・ご相談

サポート・ご相談

  • 入院中のご相談については、
  • ソーシャルワーカーが対応します

  • 多重債務や金銭問題へのご相談は、
  • 弁護士や司法書士をご紹介いたします

    (別途費用が掛かる場合がございます)

アクセス

電車及びバスでご来院の方

小田急「本厚木」駅 北口よりバス利用

5番バス停より乗車(約30分~40分)

「宮ヶ瀬」「上煤ヶ谷」行き

「坂尻」下車 徒歩約5分

お車でご来院の方

高速道最寄りインター

東名高速道路「厚木インターチェンジ」から県道64号経由(約30分~40分)

※ご注意

古在家バイパス開通に伴い、道を間違われる方が多くいらっしゃいます。 詳しくは こちら のご案内をご確認ください。

ご相談・お問合せ

あきらめないでください。
アルコール依存症治療はご本人の意思はもちろん、ご家族の協力・支えが必要になってきます。
当院では「ご家族」によるご相談をお勧めいたします。